ゼロからのコミュニケーション講座

Today's topic 会話の不安が消える日


意外なところに突破口が…

 

どうも、永田です。

企画案内の前にどうしても伝えしたい話があります。

少しお付き合いいただければ、ありがたいです。

 

・・・

 

30代半ば。

コミュ障を卒業するかしないかの時期でした。

念願の彼女(当時の妻)ができて人間関係に自信をもちはじめ、会話も落ち着いてきました。

 

ただ、ムラがあった。

何が問題なのか?

よく分からなかったです。

 

しかし、楽しそうに話す彼女(妻)をみていて…

ぼくに「足りない要素」に気づいたのです!

 

リアクションが
足りてない。笑

 

当たり前すぎる事実。

でも、「盲点」でした。

 

試しに、自分の会話を録画してみてください。

すぐに実感できるはずです。

「(自分が)全然、動いてないな」と。

 

一般的にも、コミュ障の会話の様子は

 

かなりヤバい。

 

ぼくは一度、留年を繰り返して引きこもりがちの学生と話したことがありますが、

無表情で反応がなく、正直、「不気味」でした。

 

ここまでではないかもしれませんが…

コミュ障のリアクションは小さい

こっちの話を聞いているのか?

それすら分からない。

この反応のなさが「鬼モード」にしているのです。

 

だから、コミュ障が話している時だけ、

 

相手が冷めた
表情になる

 

のではないでしょうか?

表情豊な人まで仏頂面に。苦笑

そして、ほかの人と楽しそうに話しだす。

この状況がどれほどダメージを与えるか?

あなたは体験済みだと思いますが…。

 

だから、ぼくはある時、リアクションを大きく(2倍に)してみたのです。

すると…

 

相手の反応が変わった!

 

表情が明るくなり、笑顔すら出てくる。

明らかに相手の反応がよくなりました。

「会話ってこんなに楽しいんだ!」

とぼくは嬉しくなりました。

 

変えたことは小さいことでしたが…

どのテクニックよりも圧倒的な変化でした。

「これか!」と思えたのです。

 

会話上手な人は
よく動いている

 

リアクションがいいのです。

表情の変化が豊かで、身振り手振りも大きい。

見ているだけで楽しい。

会話内容よりも、ここが大事でしょう。

 

ぼくが変えたことを一部紹介すると、

  • 話を聞く時に分かりやすく頷くようにした
  • 相手のとっておきの話に驚いてみせる
  • 興味を示すように身を乗り出して聞く
  • 上半身を動かすリアクションをとりいれた
  • 声の大きさを変えて、トーンを高めに
  • 笑うところをちゃんと声をだして笑う

 

反応ゲーム」の要素がありますよね?

「リ・アクション」とよばれるように、動作と素早さが問われるでしょう。

 

ポイントは一見すると、カンタン。

でも、会話は生もので、千変万化するただなかで、実行は容易ではありません。

想像以上にエネルギーと集中力を要します。

そう、単純に疲れるんですよね。

 

ですので、この状態は続きませんでした。

完全習得にはかなりの歳月を要したのです。

(最初はできても、「定着」が難しいんですよ)

 

で、ここで新たな事実に気づきます。

 

ボディーランゲージを
学んでいなかった。

 

先ほどのはサワリの部分にすぎませんでした。

体系的に理解していれば、あんなに無駄な時間を費やすことはなかったでしょう。

重要性をすぐに忘れ、ぼくは小難しいテクニックに走ったのです。苦笑

 

のちにわかったことですが…

会話上手は、マジで「多様な動き」をしています。

 

でも、本人に言語化や説明はできないでしょう。

「万単位の会話経験のなかで感覚を培った」

としか言えない。

それほど、ボディーランゲージは奥深いのです。

 

これほどクリティカルな要素にもかかわらず…

会話教室やYouTubeでは、どうでしょうか?

表面的な解説が現状。

「笑顔で元気よく」とか。苦笑

そういうことではない。

 

ボディーランゲージに関する
体系的な知識。

 

これが必要不可欠。

精神論ではなく、だれもが再現できるノウハウ。

これが求められています。

 

 

そこで「会話講座のご案内」になります。

 

講座「前半」では

ボディーランゲージ(右脳系)」

が中心テーマ。

「コミュ障的な雰囲気」が一掃され、「話しやすい印象」を与えることができるでしょう。

会話を劇的に変える可能性があります。

 

さらに、講座「後半」では…

 

「会話構造に特化した
スキル(左脳系)」

 

について解説いたします。

 

…これだけだと伝わらないので、説明を。

 

つまり、会話をうまくするためには

会話の構造化」

が欠かせないのですが、

会話下手はこれが苦手。

というか、全くしてないですね。

 

会話って「処理すべきこと」が多いですよね?

「内容」や「表現」だけでなく、「状況」や「文脈」にはじまって、相手の「状態」・「思考」などなど。

タスクが膨大にあります。

 

それらを同時並行的に処理するのですが…

ひとつひとつ対処していたら、脳のスペックがいくらあっても足りない。

すぐにショートしてしまいます。

(実際、フリーズしますよね?)

 

そこで「ザックリ」した処理が求められます。

重要な情報だけをコンパクトにする。

会話上手はこれが得意で、完璧にできています。

そのための「構造化」です。

 

「頭がいいかどうか」
とは別の話。

 

ぼくもそうでしたが、勉強ができても雑談が苦手な人はたくさんいます。

逆に、勉強はそこそこか、むしろ苦手でも、(雑談が)うまい人はうまいのです。

 

ようは、「頭の使い方」。

勉強の頭の使い方とはちがうし、論理的な話し方ともちがう。

「雑談脳」は方向性が全然ちがうので、いくら頑張っても努力が実りません。

 

「構造化していない」ことがダメ。

いくらテクニックを知っていても、処理能力が限界では使えませんから。

情報をギュギュッと圧縮(構造化)する必要がある。

 

「構造化」しないとヤバい

 

と伝わったでしょうか?

「水泳」と「陸上」くらい違えば分かるのですが…

なまじ、会話は(日本語が話せれば)できてしまう

だから、気づきにくいんですよね。

 

これがスポーツだったら?

プロと比べると差が一目瞭然。

ぜんぜん違うことをしている。

 

で、プロに直接指導をうけると、分かるわけです。

「こりゃ、できないわけだ」と。

パフォーマンスが劇的に変わるでしょう。

 

ということで。

長くなりましたが、企画の趣旨でした。

 

案内文は明日の公開です。

雑談スキルの6つの分野」

についてお話しいたします。

ぜひ楽しみにどうぞ。

 

それではどうもありがとうございました!

ではでは。

 

永田耕平

 


■バックナンバー


【 Writer: 永田耕平 】

コミュ障の生態に精通し、10代〜40代の男女を中心に職場や学校におけるコミュニケーションを支援。

会話術・処世術をこえる「人間関係構築論」を駆使し、アドバイスを行っている。科学研究でつちかったロジカルな分析を得意とする。

無口に特化した会話コンテンツも発信しており、会話の超キホン的な悩みにも寄りそえるバックグラウンドを持ちあわせる。

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