コミュ障は3人に1人?!
コミュニケーションに苦手意識を持っている人は、ある調査によると、「3人に1人」いるそうです。
単純計算なら、日本人のうち4000万人がコミュ障。
少なくみても、100〜1000万人規模。
こんなに多いと知っていましたか?
コミュ障は、あなただけではないのです。
大量のコミュ障を生み出しているのはだれか?
ぼくは長い間、考えていました。
それは…
・・・
はじめまして。
コミュ障ハカセ(アドバイザー)の永田耕平です。
自己紹介はおいおいにして、さっそく本題に入らせていただきます。
(冒頭の内容については、また後日)
今日は「コミュ障改善の4つのステージ」について。
もっとも大事な概念ですが、ぼくのエピソードが中心になりますので、「コミュ障卒業のプロセス」を物語形式でお楽しみいただければと思います。
※ 電子書籍は記事最後のお渡しです
「え??あ、うん。・・・・(考え中)」
これがぼくの主な「会話パターン」。苦笑
相手が返答を待つことはなく、話がどんどん進む。
ぼくにはふつうの会話が早すぎたのです。
話を振られても困るくらいなので、当然のように、会話に参加できることはありませんでした。
そのほかの苦手場面として、
・会話にこまるので1対1がこわい
・多人数会話になると話を聞くだけ
・飲み会は話せないし、緊張する
・嫌味をいわれても言い返せない
・プレゼンでうまく説明できない
・会話不足で誤解されることが多い
・気の強い人がすごく苦手
・論理的な人もなんか苦手
絵にかいたような「コミュ障」。苦笑
それでも、学生時代は友達に会話をフォローされていたためか、それなりに過ごせました。
ただ、大学を卒業したら、
友達と疎遠になりました。苦笑
(大学院入学のために)引っ越したので当たり前なのですが、関西ではこれまでのような人間関係ではなくなったのです。
加速度的にコミュニケーションに困るように。
この時期から、コミュ障改善に取り組みだしました。
そして、時間がかかりましたが、なんとか卒業。
その中でも、大きく分けて「4つのステージ」があったので、お伝えいたします。
(改善には4ステージがある、という仮説です)
第1ステージ【知識】
「情報源」
未知の分野なら、「知識の収集」は欠かせません。
知識がないことには、重要なことも、どうやるかも、分かりませんから。
この段階がスタートです。
ただ、大事なのは、
「人から情報を得る。」これです。
電子書籍のなかでもお伝えしていますが、「だれから学ぶか?」が大事。
作者不明のネット記事では、本気になれません。
流し読みするし、知識も定着しにくいでしょう。
(書籍も、よく知らない作者なら同様です)
いうなれば、同じ授業でも、好きな先生と嫌いな先生とでは「吸収率が全くちがう」のと同じ。
大事なナニカが伝わらないんですよね。
(著作をつうじて)ぼくはS教授と出会うことができ、このステージをクリアしたと言えます。
第2ステージ【実践】
「技術の選別」
情報収集も数年続けると、だんだんわかってきます。
「実践しないとダメだな」と。笑
だから、実践が基本になりました。
すると、同じようなテクニックでも、
「できるもの」と「できないもの」
があることに気づきます。
良い・悪いではなく、自分に合っているか?
「自分のレベル」や「自分の環境」で実行できるスキルかどうか?を判断できるように。
技術の「目利き」ですね。
どんなにすごいテクや心理学でも、実行できないなら、意味がありませんから。
さらに、
「周りの人がなにをやっているか」よく観察するようになりました。
やりとりの中から情報をとれるようになったのです。
「この人、コミュ力高いな」と思ったら、その人がやっている気配り・接し方・話し方・話題などを真似して取り入れるようになりました。
お手本が身近にあると、学習効率がはねあがります。
第3ステージ【習得】
「勝ちパターン」
しかし、技術は数回では身につきません。
血肉にする必要がある。
というのも、知識がつくと、欲が出てきます。
「あのテクニックも、このテクニックも!」
「向上心」という名の我欲です。苦笑
(つまり、1つの技術に集中できなくなります)
単純計算すると、
「1週間で1つなら、1年で48スキル??すげー!!」
となるのですが・・・
その計算が合うことはありませんでした。
1年経っても、1つも定着していない。
こんな現実が何年も続きました。
(それでも運良く数年で1~2コは習得したのですが)
だから、目標値を下げていき、やがて、
「習得すべきスキルは1度に1つだけ」
というマインドセットに落ち着きました。
それも「数ヶ月で1スキル」です。
これ、一見、非効率のように思えますよね?
だって、このペースなら、1年で4~6コだから。
でも、意外なことに…
「関連スキル」が身につくのです。
どういうことか?
今でも原理不明なのですが、おそらく、
①類似性から同じ経験値で習得できる
②基礎ができたので応用が効く
のどちらかだと考えています。
いずれにせよ、
「1点集中戦略」のほうが結果的に効率が良いという単純な結論に達しました。
(同じ課題を継続するのは想像以上に難しい)
第4ステージ【卒業】
「関係構築」
そうこうしていると、「彼女」ができました。
いろいろあったし、幸運が重なったのですが…
コミュ力の土台ができて、機が熟した形で、交際に至ったとぼくはみています。
コミュ障のままでは不可能でした。
何より重要なのが、
「人間関係を自力で獲得できた」ことがコミュ障の解消に繋がりました。
ひとえにご縁のおかげなのですが、苦手な恋愛をなんとかできたのは、ぼくには大きかった。
結局、会話スキルよりも、「人間関係」のほうが現実を分かりやすく変えてくれます。
そのインパクトは何よりも強力。
…コミュ障は「心の問題」だと思います。
会話力やコミュ力をどこまで高めれば、コミュ障が治るかは決まっていないし、決めようがない。
それよりも欠乏感が埋まることの方が大事、というのが経験上の実感になります。
スッと心が満たされる感覚。
もちろん、この定義は人によるかもしれません。
メルマガ読者の中には、既婚者や交際相手がいる方も一定数おられるので、一概には言えません。
ただ、その場合、その人間関係は、4ステージをふまえたものではない可能性が高い。
全員に当てはまるわけではないですが…
例えば、結婚や交際において、女性は獲得される側のケースが多いので、「自覚的に克服した」というマインドになりにくい。
この場合、「友人」や「ママ友」、「職場の人間関係」などがキーになるでしょう。
このような意味でも、「人間関係」が心や人生に及ぼす影響は、計り知れません。
とにかく。
「自分の力でなんとかできた」
という実感が大事。
それが、コミュ障で傷ついた「心」に効く何よりの特効薬になると、ぼくは考えております。
ということで。
まずは、現在のステージを確認してみてください。
おそらく、まだ「卒業」の手前でしょう。
人によっては「知識」(情報収集)のステージかもしれませんし、「実践」に入った段階かもしれません。
いずれにせよ、次のステージを目指してほしい。
このように、メール講座では、コミュ障を克服するためのキモをお伝えする予定です。
本質的ですが、様々な事例を扱うので、ご期待を。
今日を入れて5日間になります。
【追伸1】
それでは電子書籍のお渡しです。
『コミュ障を治した人たち〜〜』
※書籍タイトルをクリックするとリンク先にとびます
ー電子書籍必読ポイントー
etc…
「成功事例」を知ることは、コミュ障克服に何よりも重要になります。
ではでは。
【追伸2】
明日公開される講座Part.2の内容は…
「コミュ障を治せる人と治せない人」
etc…
明日の17時に届く予定です。
これ以降、メールは17時配信になります。
お楽しみに。
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【 Writer: 永田耕平 】
コミュ障の生態に精通し、10代〜40代の男女を中心に、職場や学校におけるコミュニケーションの改善を支援。
会話術・処世術をこえる「人間関係構築論」を駆使し、アドバイスを行っている。科学研究でつちかったロジカルな分析を得意とする。
無口に特化したコンテンツも発信しており、超キホン的な悩みにも寄りそえるバックグラウンドを持ちあわせる。