会話戦略5:会話がイージー
になる"魔法のエクササイズ"

どうも、永田です。

前回の講座はご覧いただけたでしょうか?

 

会話戦略4:会話がうまくいかない原因
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  • コミュ障に欠けている”視点”とは?
  • ”嫌いな先生”:コミュ下手との共通項
  • 全然違う!?強者の【会話定義】
  • 会話でアワアワする真の理由は…
  • 上級者へのパラダイムシフト

   etc…

 

本日は会話戦略の最終回になります。

長くなりますが、よろしくおねがいします!

 

前回の講座では

会話前の信頼関係が全て

とお伝えしましたね。

 

そして、この「信頼獲得」は、感覚的にある程度、知っていることです。

し、あなたもなんとなくやっているでしょう。

 

とくに、初対面の時には、(みんなそうですが)意識的にやるものです。

挨拶したり、気配りなどの「親切行動」をしていることでしょう。

 

これは偽善でも何でもなく、ふつうするし、ぼくもできれば好印象でありたいと考える方です。

だから当然なのですが、問題はその後。

 

そう。

問題は親切行動が「持続」しないこと

持続さえしていれば、ほんと行動内容はなんでもいいんで。

 

だけど、です。

持続しないんですよね‥

 

会話力がネックとなって(そう思い込んでいて)、日に日に疎遠になってしまう。

気づいたら会話できない距離になっているのが、いつものパターンでしょう。

 

とくにクラスや職場など関係者が多いと「接触できる機会」も少なく、こうなりがち。

あるいは、自分が集団の中でだんだんと「孤立」していくパターンでしょうか。

 

親切行動を発揮する場が消失しています。

近づけないことには親切もできません。

そして、「初期の頑張り」は見る影もなくなり、信頼というか関係性そのものが希薄化する。

 

じゃあ、やっぱり会話力かよ‥!

と思いがちなのですが、ぼくは違うと考えます。

 

やはり「信頼構築」なのです。

「や、だからそれができないんだけど‥」と思うかもですが、見落としている点があります。

 

それは、

 

信頼構築の「頻度」

 

なんです。

ひ・ん・ど。

そう、コミュ障は「信頼をつくる行動」があまりにも「不足」していると思うのです。

 

苦手意識に支配されていると、どうしても会話を原因にしがちですが。

でも、その前に大事なことしてないよ。
ていうか、足りてないよ。

こう言いたいですね。

 

そして、恐ろしいことに、

信頼の自然減

がふつうにあるのです。

 

コミュニケーションは誤解が基本にありますが、あなたも「知らない間に誤解されていた」という経験は一度や二度ではないでしょう。

こうやって放っておくと、信頼が勝手に目減りしていきます。

 

だから、足し続けないと、あなたの親切行動が相手の中で「風化」してしまうのです。

人の親切なんですぐに忘れます。

 

だから。

だから、信頼を注ぎ続けるのです。

親切の頻度を爆上げするのです。

 

そして、重要ポジションを獲得するのです。

 

こうなれば会話はカンタン。

なんなら獲得しながら会話すればいいし、向こうから話しかけてくれる可能性も高いでしょう。

なぜなら、あなたは「感じのいい人」ですから。笑

 

だから、あなたの印象が消えてなくなる前にやりとげましょう。

 

 

 

以上をふまえて。

ここで「例のエクササイズ」が登場します!

 

僕としては、このエクササイズがコミュニケーションの本質を知るキッカケになりました。

それくらいクリティカルヒットしたのですが。

 

 

で、どういう内容かというと、

 

“1日3回、他人から
感謝をもらうエクササイズ”

 

になります。

 

いいですか?

感謝を「する」ではなく、感謝を「もらう」。

何かしてもらってお礼をいうのではなく、

自分から相手に「何か」をして「感謝」をもらうという課題です。

 

能動的に「対価(感謝)」をもらいにいきます。

主体的に、自覚的に、積極的に。

「たまたま」ではなく、「意図的に」もらう。

この差がわかるでしょうか?

 

さらにいうと、「1日1回」ではありません。

1日1善のように、それくらいなら良識のある日本人はみなやっていることです。

 

そうではなく、1日3回

ボーとしていたら1回でも難しいのに、それを確実に3回やります(1日3善)。

 

これは相当構えてないと、できません。

善きことをしようにも、そもそもチャンスが少ないですから。

 

たとえば、仕事中。

同僚や上司が困っていないかアンテナを張らないとできないです。

たとえば、帰宅中。

運転しながら他の車に道を譲れないか、構えてないとパッとはできません。

 

そのほかにも、

出入り口でドアをもったり。
掃除の人や警備員に挨拶したり。
同僚や部下に声かけしてみたり。

やってみるとわかりますが、習慣になっていないと自然にできないもんなんです。

(最初は恥ずかしかった)

 

大したことはしていません。

でも、ちょっとしたことで相手に喜ばれます。

 

もちろん、言葉に出して「ありがとう」と言われない場合もあります。

が、それでも内心喜んでいることは伝わります。

 

「さりげない親切」は訓練が必要です。

パッと体が反応できません。

 

慣れていないと、

「挨拶しても無視されるかも」
「余計なおせっかいかも」
「もしかしたら必要ないのでは?」

などの疑問が生じるものです。

でも、親切が当たり前の人はこれらの疑問が全く生じず、自然と体が動くようになっています。

当然の行為なんで。

 

たとえば、欧米諸国の人は「握手の文化」がありますが、日本人は自分からできませんよね?

でも、彼らからすると当たり前すぎて、逆に握手しない意味がわからないでしょう。

 

これと同じで、「感謝をもらう人」にとって、これくらいの「違和感」になります。

見知らぬ人も含めて、他人に親切にするのが当然なのです。

 

そして、1日3回感謝をもらえるようになると、この領域にたどり着けるでしょう。

つねに、意識しているので、1ヶ月もすれば相当な訓練になるはず。

 

ちなみに、海外では「ジェントルメン」の意識が根付いていますが、それと同じです。

 

日本人にも、このマインドセットで生きている人はいて、彼らは例外なくコミュ力が高い

あなたの身近にもいるはずです。

ほんとうの意味で人間ができていて、だれにでも平等に接する人が。

彼らはモテるでしょう。

 

そう。

自然と相手から喜ばれる人は、異性同性問わず、人間として魅力的なのです。

この状態なら、会話なんてカンタンですよね?

みなから好かれている状態なので。

 

そして、エクササイズはこのマインドセットを手に入れる訓練法なのです。

 

どうでしょうか?

エクササイズの凄みは伝わったでしょうか?

1日3回、感謝をもらえるようになれば、世界が変わります

 

実践した人たちはもう震えていました。

こんな世界があるんだ、と。
当たり前の徹底でこんなに変わるんだ、と。

(1日3回もらうのは最初、ほんと大変です)

 

 

で、もう少し、エクササイズの意味を掘り下げて終わろうと思います。

 

感謝をもらう行為で何がわかるのか?

 

それは

コミュニケーションとは何か

ということ。

 

コミュ障克服には、ここをおさえるべきです。

ただ「会話の方法」「雑談テクニック」を追いかけていたら、確信がもてないまま歳をとるだけ

ノウハウコレクターになってしまいます。

 

 

話を戻します。

ここまで長く説明してきたのは、“本質”を理解してもらうためだったのですが。

 

つまりですね‥

 

 

 

コミュニケーション
とは価値交換

 

なんです。

価値、つまり「意味のある何か」ですが、言葉や交流によってその価値をやりとりしています。

 

ちなみに、図式的にかくと、あのエクササイズは

自分 →【親切】→ 相手
自分 ←【感謝】← 相手

となりますが、確かに「なにか」のやりとりが感覚的にもわかるはずです。

(注:商売は「モノ」「お金」の”具体”的価値交換ですが、コミュニケーションは「感謝」などの”抽象”的価値交換)

 

そして、「言葉」を交換すれば会話になる。

【挨拶】⇄【挨拶】になるし、
【話しかける】⇄【返事】にもなります。

 

本質的に会話は価値交換なのです。

「言葉が内包する価値」を受け取っているし、相手も価値(言葉)を返しています。

 

だから、いやな奴とは口も聞きたくない。

相手からの価値を受けとりたくないし、やりとり自体したくない、と。

 

逆に、好きな相手なら、どんな言葉(価値)でも喜んで受けとりたいですよね?

 

だから「能動的」な価値交換の体験が会話に「自信」をもたらします。

これは「話し方」では学べないことでしょう

 

 

エクササイズは価値交換を体感できる絶妙なトレーニングになっています。

そのため、強く推奨している次第です。

(注:ちなみに最初は「言葉」より「親切行動」がオススメ)

 

そして、最後に。

 

ここまで理解がすすむと、

人間関係の本質

がみえてきます。

 

まず、価値交換の目的は何らかのメリットを受け取るためですが、

(自覚がなくても、潜在的には求めています)

お互いにメリットがあれば、コミュニケーションが成立・持続します。

 

問題は自分と相手の利益が”ぶつかる”時

ここで、自分の方を優先すると”自己中”になりますし(WIN-LOSE)、逆に、相手を優先するなら、自分は我慢することになります(LOSE-WIN)。

 

そうではなく、

 

 

豊かな人間関係は
WIN-WIN。

 

 

ある行為が「相手のため」であり「自分のため」でもある。

だから、関係が続くし、関わろうとします

 

逆に、なぜ関係が終わるのか?

と考えると、結局、お互いに関わるメリットがなくなった結果(LOSE-LOSE)だとわかります。

 

ちなみに、コミュ障は繊細なヒトが多いので、”ジャイアン(WIN-LOSE)”にはならないでしょう。

でも、逆パターンは多い。

 

たとえば、イエスマン(LOSE-WIN)

 

とりあえず「いい印象でありたい」ものですが、その行きつく先は「疲弊」です。

だけど、また寂しくなって…

みたいなサイクルを繰り返すことに。

(ぼくもよくなっていました)

 

そして、自覚しにくいですが、口下手は逆にWIN-LOSEの会話になっているのです。

どういうことか?

 

まず、苦手意識が強いと「ちゃんと喋らなければ」と思いますよね?

でも、これ、相手にメリットがなく、無難な会話は相手が疲れてしまう(WIN-LOSE)

(じわじわとエネルギーを奪っている)

 

WIN-WINでないと、何もかもうまくいきません

どちらかが疲れてしまいます。

 

逆に、WIN-WINなら、全てうまくいく

 

だって、「やりたい!」と思ったコトが同時に相手のためになるのだから。

めちゃくちゃ歓迎されますよね?

「話したいコト」が「相手が聞きたいコト」だったら、上手くいかないはずないですよね?

(口下手でもコミュ力が高い人はこうです)

 

「何してもいい」わけではないけれど、WIN-WINならほとんど気にする必要がありません

自由ですよね?

(安心して会話できます)

 

これが本来のコミュニケーションでしょう。

だって、人間は一人で生きられませんから。

だれとも関わらずには生きられません。

 

そうではなく、

 

「ヒトは関係性を生きている」

 

のだから。

 

 

 

 

以上になります。

 

エクササイズ、実践してみてくださいね。

やらないとほとんど意味がないですから。

 

なんなら、今からやってくださいね

実家暮らしなら、なにか「家族に喜ばれること」はあるはずです。

「おやすみ」とか「ありがとう」でもいいんで。

(一人暮らしなら、友達のLINEにレスとか)

 

 

では、【ゼロからの会話戦略講座】はお終い。

今回の講座が、あなたの人生に少しでも役立てば嬉しい限りです。

 

ありがとうございました!

永田耕平

 

 

追伸:

しばらくして、また新しい話がスタートするので、楽しみにお待ちください。

ではでは。


■バックナンバー


【 Writer: 永田耕平 】

コミュ障の生態に精通し、10代〜40代の男女を中心に職場や学校におけるコミュニケーションの改善を支援。

会話術・処世術をこえる「人間関係構築論」を駆使し、アドバイスを行っている。科学研究でつちかったロジカルな分析を得意とし、コミュ障になやむ男女を応援中。

無口に特化した会話コンテンツも発信しており、会話の超キホン的な悩みにも寄りそえるバックグラウンドを持ちあわせる。

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