会話戦略4:
会話がうまくいかない真の原因

どうも、永田です。

では、前回の復習からいきます。

 

会話戦略3:自然な会話のやり方
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  • 何故、すぐにコミュ障とわかるのか?
  • ”まずい会話”の誤魔化せない【特徴】
  • ヒトは無意識に○○を読みとる
  • コミュ障が誤解される”悪いクセ”
  • 会話ベタに必要な”特効薬”

   etc…

 

そして、はやいもので、もう終盤の4日目ですね。

本日からはまとめに入っていきます。

 

それでは、一旦、内容を整理です。

 

お伝えしてきたことは

  • 会話する前の裏工作
  • 会話中の不自然な動作

についてでした。

会話の土台であり、この2点がとくにコミュ障がおさえておくべきポイント。

 

そして、まとめると、会話およびコミュニケーションでもっとも大事なのは

 

信頼関係

 

になります。

裏工作は会話前の信頼構築でしたし、会話中の動作は信頼(好感)に関わる項目でした。

そして、コミュ障だと会話力や会話のやり方が気になりますが、この信頼関係という視点が欠けていると致命的になってしまいます。

 

たとえば、友達と話しやすいのは「会話力が高いから」でしょうか?

 

そもそも友達になったのは、「こいつの喋りはすごいから」ではないはず。

「最初に話しかけてくれた」
「感じが良かったから」

ですよね?

会話力が決め手ではない。

 

それよりも、「コイツはなんか信頼できそう」と直感的に判断したのではないでしょうか。

逆に、ベラベラ喋るやつでも「胡散臭い」「二面性がある」のは嫌だし、ウマが合わないならそもそも話さない。

 

また、学校の先生でも同じだと思います。

 

「話しやすい先生」と「話しにくい先生」、両者は何で決まるでしょうか?

(「挨拶しやすい」「緊張しない」でも)

 

たぶん、

「挨拶してくれたから」
「話しかけてくれたから」

ではないでしょうか。

それで「なんとなく好き」になった、あるいは、授業のやり方や話し方が「好感がもてた」。

とにかく、どこかの時点で、その先生はあなたの信頼を獲得しているはずです。

 

では逆に、「嫌いな先生」はどうでしょうか?

 

「挨拶してくれない」
「授業の仕方がテキトー」

で、「先生として信用できない」からでしょう。

単純に「喋りが下手だから」ではない。

 

深堀りすると、

「最低限の説明能力は磨いて」
「授業準備ちゃんとして」

という意味でしょう。

これってモロに信頼ですよね。

 

振り返ると、嫌われている先生は生徒が無理な課題をだしたり、説明がない「一方通行な授業」をする人でした。

あと「生理的にうけつけない」はありそうですが、その根底にも「信頼」があるでしょう。

 

だって、

  • 授業も誠心誠意行い、
  • 説明もちゃんと噛み砕いて言ってくれて、
  • 身なりをきちんとし、
  • 自ら生徒に挨拶し、
  • 問題が起こっても親身になってくれる。

こんな先生なら嫌われないはずで、むしろ、好かれます。

嫌われる先生は授業だけでなく、「清潔感」や「コミュニケーション」などで信頼にかける部分があるからです。

 

だから、

 

会話は信頼関係が土台にある

 

ということです。

この原理原則を無視して一生懸命喋ろうとしても意味がないし、報われません。

(苦手意識が強すぎると、忘れがちに)

会話以前の「信頼関係」で決まっていて、それは会話力でカバーできないことなのです。

 

逆に、信頼関係があれば、会話力がつたなくても会話は成立します

 

友達との会話で悩みませんよね?

放っておいてもいつも通りの会話になりますし、リラックスできるでしょう。

「まずこういう話をして、次にこう展開を…」とか考えないし、間違っても緊張したりしません。

すでに「強固な信頼関係」ができているから。

 

じゃあ、「会話に困る相手」はだれなのか?

それは、仲がよくない相手だったり、気を使う相手だったり、知らない相手だったりします。

「信頼関係ができてない相手」といえます。

 

あなたや相手の会話力というより、ずっと大事なのが「相手との関係性」です。

だから、前回までの講座内容がいきてきます。

 

裏工作は「信頼をつくる方法」でした。

まず、挨拶で「最初の信頼」をつくる。

次に、手伝うことで「関係を構築」。

最後には、周りとの関係性で「信頼度が増す」。

 

さらに、不自然な動作について確認しましたね。

ムダな動きは「信頼関係を削いでいく」ので即刻やめましょう、と。

意味のない動きは相手が「不快」に感じて、あっという間に悪印象になります。

(よいレスポンスで逆に信頼を作り出せます)

 

視点の変換

 

が必要です。

「何を話せばいいんだろう?」
「ちゃんと喋らなきゃ」

という視点は自分視点でした。

意図せず「自分中心の会話」になっています。

 

でも、コミュ力が高い人はそうではありません

まったく違います。

 

「自分」の会話が自然かどうか?
「自分」がどう思われているのか?

なんて気にしてません。

それよりも、

「相手」が安心できているか?
「相手」が楽しめているか?

と、真逆の視点から会話をとらえているのです。

 

前者は主語がつねに「自分」で、後者は「相手」になっています。

物理的には同じ世界をみているはずですが、「みている世界」が完全に異なっています

 

ちょっとした違いにみえますが、両者は決定的に違う。

サッカーでいえば、プレイヤーが「足元」しかみえていないのか、「フィールド全体」がみえているのか、くらいの違いがあります。

 

だから、

 

相手からみた会話

 

という視点がとてつもなく大事。

会話は相手からどう見えているかが全てです。

 

もっというと、

相手からどのくらい信用されているか?
どうやったら相手から信頼されるのか?

に神経を集中させましょう。

 

コミュ力が高い人は、これをみているのです。

「木」ではなく、「森」をみている。

つまり、会話といった「部分」ではなく、信頼関係という「全体」が大事なのです。

 

この視座にあるから、1回ごとの会話内容でクヨクヨ落ち込むことはありません。

だって、会話内容は意味がないですから。
些細なことですから。

極論をいうと、信頼されるなら、話さなくてもいいのです。

 

で。

ここまで理解できると、

「次、何話そうか?」
「ちゃんと会話できるかな?」

とアワアワしていることが、如何にバカバカしいかわかるでしょう。

視座がとてつもなく低いですよね?

信頼関係を考えていないのが一目瞭然ですから。

 

もちろん、ぼくもそうでしたし、どの分野でも未熟なうちは仕方ないかもしれませんが…

ソレでは通用しないのです。

 

いつまでも初心者を続けるわけにはいかない。

この文章を読んでくれているあなたなら、きっとこの領域で満足しないはずです。

だから、もっと高い視座でとらえましょう。

もっと先に行きましょう。

 

 

 

ということで、一連の講座でお伝えした内容は今日の話に集約されます。

「コミュ障に必要な会話戦略」とはまさしく

 

「信頼関係」への
パラダイムシフト

 

です。

 

この革新なくして会話をいくら頑張っても、穴の空いたバケツといっしょ。

どんどんと信頼がこぼれ落ちていきます。

だって、信頼を溜めないといけないのに、その信頼について少しも考えていないから。

 

もう原理的に上手く行かないですよね?

だから、会話テクニックやノウハウよりも、まずは「信頼関係を構築する営み」が必要です。

 

 

では、明日はいよいよ最後の話をします。

 

「信頼関係が大事」と様々な話をしたのですが、ピンときてない人もいるかもしれません。

「ゆうて会話技術のほうが大事でしょ?」と。

 

そこで、完全にパラダイムシフトしてもらうために、「とあるエクササイズ」を紹介します。

 

非常に強力なエクササイズです。

これは、ぼくではなく「ある人」の発案だったのですが、ほんと効きました。

半信半疑でやってみたら、人生観が変わるくらいのインパクトでした。

(ほかのメンバーも同様のコメント)

 

というわけで、会話戦略講座のフィナーレにふさわしい内容になると思います。

明日をお楽しみにお待ちください!

 

ではでは。


■バックナンバー


【 Writer: 永田耕平 】

コミュ障の生態に精通し、10代〜40代の男女を中心に職場や学校におけるコミュニケーションの改善を支援。

会話術・処世術をこえる「人間関係構築論」を駆使し、アドバイスを行っている。科学研究でつちかったロジカルな分析を得意とし、コミュ障になやむ男女を応援中。

無口に特化した会話コンテンツも発信しており、会話の超キホン的な悩みにも寄りそえるバックグラウンドを持ちあわせる。

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