会話戦略2:会話を有利に始める

前回の話は

人間関係ができる前の会話は極めて重要

という話。

相手は本能的に「敵」/「味方」のジャッジをしており、シビアにとらえておく必要がある。

そんな話でした。

 

会話戦略講座1:人間関係のスタート
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   etc…

 

そこで今回の話は、そのテストをくぐり抜け、

 

「会話を有利にすすめる
ための“裏工作“」

 

についてです。

本番まで何もせずに、真正面からテストにのぞむ必要性はありません。

テスト前に裏工作(準備)をしても良い。

ていうか、みんなやってます。

 

でも、コミュ障は手ぶらでテストを受ける

 

会話の前段階でかなりのポイントを見過ごしているのです。

完全にスルー。

ハンデをもらうどころか、逆に、あえて“不利な状態“からスタートみたいな状況になるのです。

他の人はみんなやっているのに。苦笑

 

こうやって客観的にみると「そりゃムリだよね」と思えますが、これが

 

“自分事“になると
途端に見えなくなります。

 

あなたはどうでしょう?

会話“前“のポイントを全て把握し、かつ実行しているでしょうか。

もしそうならこの記事は読み飛ばしてください。

超キホン的なことばかりですから。

 

でも、それ以外の人、とくに「そんなポイントあるの?」という人には強くオススメします。

損はないどころか、知らないとヤバいので。

ぜひご一読ください。

 

 

で。

ポイントは3つです。

  • 挨拶
  • 手助け
  • 周囲との雑談

この3点は極めて重要、かつ、コミュ障以外の人はほぼもれなく実行しているコミュニケーション項目になります。

(当時のぼくは絶望的に欠けていました)

それでは、1つ1つ解説します。

 

①「挨拶してくれる人」なのか?

 

挨拶の重要性は、どんなに強調してもしきれないでしょう。

超重要。

 

コミュ力が高い人はまず挨拶が素晴らしい。

爽やかなんですよね。

「元気」に「笑顔」で「爽やか」に挨拶されたら好感度は跳ね上がりますし、また会うのが楽しみになるでしょう。

それは同性異性、関係ありません。

 

しかし、挨拶が微妙な人はどうでしょうか?

高確率でコミュニケーションに問題を抱えていたりします。

それが挨拶に表れる。

何かが引っかかって挨拶に爽やかさが出ません。

 

というか、最低限の挨拶も難しかったりします。

 

ぼくも長い間、意識してなかったので、声がまず出ませんでした。

それまで会釈で流していたので、いざ声を出そうとすると抵抗感が働くんですよね。

なぜ、「おはよう」のカンタンな4文字の発声がこんなに難しいんだ?、と。

(慣れれば自然に言えるようになりました)

 

あなたはどうでしょう?

 

挨拶を「会釈」ですませていませんか?

挨拶してくれた人にだけ返していませんか?

(このルールだとお互いに挨拶しない関係性が始まりますよ!)

 

もしそうなら、その微妙な挨拶がコミュニケーションを阻害している可能性は極めて高い。

“微妙な挨拶”には”微妙な人間関係”しか付いてきません。

 

もっと「元気」に「ハッキリ」と「自分から」挨拶することを強くオススメします。

(無理なテンションは必要ないですが)

 

②「助けてくれる人」なのか?

 

前回話したように、人間も動物と同じです。

目の前の相手が「敵」なのか「味方」なのかジャッジします。

理性があるので攻撃されることはありませんし、社会人なら礼儀正しく対応されるでしょう。

 

でも、本能は優しい判断をしてくれません

 

敵は敵、味方は味方。

どちらかです。

そこに曖昧さはありません。

仲良くなろうと思ったら、この本能センサーをくぐり抜けて相手の懐にはいる必要があります。

 

そこでおすすめのアプローチが

ちょっとしたヘルプ(手伝い)」。

 

困ってそうな雰囲気や仕草が相手から出ていたら、さっと手伝う。

「なにか手伝いましょうか?」と声をかける。

分からないことがあれば、代わりにやる。

(この手の行動は数をこなせば自然にできます)

 

たとえば、

「入社したての新人」
「職場異動してきたばかりの人」
「仕事になれていない後輩」。

あるいは、

「クラスにまだ馴染めていない人」
「イベント初参加の人」。

彼らは場に慣れていないためカンタンなことでも戸惑います。

だから、そういうときにさりげなくサポートしたらグッと信頼され、友好的な態度が伝わります

 

こうして”状況証拠”がそろいはじめると、本能が「この人は味方だ」と認識することでしょう。

 

ザックリいうと「いい人だな」と思われるのですが、コミュ障だとこれが自然にできない。

緊張していたり、話題に困っているうちにタイミングを見逃します

「困っています。助けてくれませんか?」と相手から言われることは皆無ですから。苦笑

 

そうではなく、「雰囲気」や「仕草」で”察する”ことが求められます。

相手から出ているシグナルをキャッチする必要があるのです。

 

そして、問題はタイミングだけではありません。

 

ある種の先着順です。

 

というのも、別の人がヘルプに入ると、あなたの出る幕はもうありません。

慣れている人はいい具合にヘルプが可能ですし、なんなら待ち構えていたりします。

そんな水面下の競争を勝ち抜き、信頼をゲットしていかねばならないのです。

 

さらに悪いお知らせが。

 

この「さりげないヘルプ」はいわば”常識”になっています。

ヘルプされる側も暗黙の期待があります。

 

だから、当然あるべきものがナイとなると、不信感につながります。

もしあなたが近くにいながらモジモジしていたら、好感度がだだ下がりでしょう。

この人は「なにもしてくれない人」なんだなと。

 

信頼獲得のチャンスどころか、むしろマイナススタートです。

 

このように知らぬ間に超絶不利になっているので、ヘルプは自然にできるようになりましょう。

 

③「認められている人」なのか?

 

人を評価する時、他人の評価に影響されます。

 

「自分はこう思うけど、周りの人はどう思っているのか?」

自分の判断が正しいのか確認したくなるのです。

 

だから「人気が人気を呼ぶ」わけですが、普段のコミュニケーションでも同じ原理が働きます。

周りからの評価が高い人は新参者からも一目おかれます。

 

で、この「他人の評価」をどうやって知るのか?

これが問題。

 

「あの人ってどう思います?」みたいなやりとりはしませんよね。

そう、「周りの人の態度」から推しはかるしかありません。

 

そして、大事なのは「ハブにされていないか」。

村八分にされていないかどうかです。

 

その有力なモノサシの1つに「ほかの人と話しているか(雑談しているか)」があります。

話していれば少なくともメンバーとして最低限のポジションにいることが一目瞭然です。

(悲しいことですが、ハブられている人はこうやってすぐに認知されます)

 

こうやって雑談していれば、ある程度の“保証“がつきます。

なぜなら、新参者があなたに対して無碍な態度を取ると、逆に立場が危うくなるからです。

「ヨソ者が何だその態度は?!」となるので。

 

だから、「雑談している事実」が間接的にあなたの評価値を底上げしてくれます。

(周りとの会話が新しい会話の”呼び水”になる)

 

 

以上になります。

 

今日のポイントはそれほど難しくはありません。

なんなら小学校で教わった内容ばかりでしょう。

「元気に挨拶しましょう」
「積極的に手伝いましょう」
「みんなでお話ししましょう」

 

これらをクリアすればいいだけ。

最低限ラインをこえれば、上記のような扱いをうける理由は消滅します。

そこまで厳しい世界ではありませんし、いい大人なら温かく迎い入れてくれるもんです。

 

ただ「暗黙の了解」をおさえる必要があるということでした。

(ちなみに「ジャッジ」「評価」とかドライな響きですが、現実的側面なので慣れてほしいです)

 

だから、今日お伝えした”会話の裏工作”を見直してみましょう。

もしあなたが苦労しているとしたら、何らかのポイントを踏み外している可能性が高いですよ。

ほんとコレ重要なんで確認してみてください。

 

 

【追伸】

明日公開される講座Part.3の内容は…

  • 何故、すぐにコミュ障とわかるのか?
  • ”まずい会話”の誤魔化せない【特徴】
  • ヒトは無意識に○○を読みとる
  • コミュ障が誤解される”悪いクセ”
  • 会話ベタに必要な”特効薬”

   etc…

 

「自然な会話」と「不自然な会話」について比較します。

これが圧倒的に違うのですが…

お楽しみに。

 


■バックナンバー


【 Writer: 永田耕平 】

コミュ障の生態に精通し、10代〜40代の男女を中心に職場や学校におけるコミュニケーションの改善を支援。

会話術・処世術をこえる「人間関係構築論」を駆使し、アドバイスを行っている。科学研究でつちかったロジカルな分析を得意とし、コミュ障になやむ男女を応援中。

無口に特化した会話コンテンツも発信しており、会話の超キホン的な悩みにも寄りそえるバックグラウンドを持ちあわせる。

>>>永田耕平プロフィールはこちら<<<